喫煙がインプラントに及ぼす影響

タバコは百害あって一利なしと言われることもありますが、これはインプラントに対しても全く同様のことが言えます。

インプラントの最大のリスクは歯周病です。

喫煙をされる方は、非喫煙者と比べ歯周病になるリスクが3~6倍と高くなります。

いくら日頃の歯ブラシをしっかりと行い、定期的なメンテナンスを受けていただいていても、

喫煙をすることで、セルフケアの努力とメンテナンスの効果を水の泡にしてしまいかねません。

そこで、タバコがなぜインプラントをダメにしてしまうのか、その主な6つの要因について具体的に解説します。

タバコに含まれているニコチンには、血管を収縮させる働きがあり、血流を悪くします。

そのため、インプラントを支えている骨やその周囲の歯肉に酸素や栄養が供給されない状態となり、

細菌に対する抵抗力が低下することで、歯周病を引き起こし、最終的にはインプラントが脱落してしまうことがあります。

喫煙によって発生する一酸化炭素は、血液中の酸素を運ぶヘモグロビンと結合してしまうことで、酸素の供給を阻害します。

そのため、インプラントを支えている骨やその周囲の歯肉に酸素や栄養が供給されない状態となり、

細菌に対する抵抗力が低下することで、歯周病を引き起こし、最終的にはインプラントが脱落してしまうことがあります。

白血球は、細菌と戦って体を守る役割を持っています。

タバコに含まれているニコチンは、その白血球の機能を低下させてしまう働きがあります。

その結果、細菌に対する防御機能が低下し、インプラント周囲の歯肉にも細菌が入り込みやすくなることで、歯周病を引き起こし、最終的にはインプラントが脱落してしまうことがあります。

タバコには歯肉を回復させるために必要な細胞の増殖を妨げてしまう働きがあるため、

インプラント周囲の歯肉も健康な状態を保つことができなくなってしまうことがあります。

唾液は、口腔内を乾燥から守り、細菌の増殖を抑制する役割があります。それだけではなく、タバコに含まれている有害物質を中和する重要なものです。
しかし、ニコチンが持つ血管収縮作用と一酸化炭素の血液の酸素運搬機能の阻害作用は、唾液の分泌量を低下させます。

唾液が減少した口腔内では細菌が増殖しやすいため、歯周病も発生しやすくなり、インプラントを失ってしまう大きな原因となります。

タバコに含まれているニコチンなどの有害物質により免疫力の低下が起こります。

血液が十分に流れないために、炎症症状が現れない状態で歯周病が急激に進行し、インプラントが脱落してしまうことがあります。

また、免疫力の低下は、歯周病の治療を行っても症状が改善しない原因となります。

喫煙をされている方は、歯肉の血管が細くなり、血液の流れが悪くなることで免疫力が低下します。

また、血液中のヘモグロビンの酸素運搬機能や白血球の機能を阻害させることで免疫力が低下します。

そのため、歯周病菌に対する抵抗力も低下し、インプラントも歯周病を起こしやすく、急激に悪化しやすくなります。

インプラント治療をお考えの方、すでにインプラント治療をされている方は、禁煙されることを強くお勧め致します。